第6回お金コラム 円安って実際何が起こっているの?

第1回お金コラム どうしてこんなにモノの値段が高いの?現在のインフレの原因と対策について」で、昨今の物価高の原因のひとつに円安があるとお伝えしました。では、実際に円安はどのような仕組みで起こるのでしょうか。円安は本当にデメリットだけなのでしょうか。今回は円安の仕組みとその影響について掘り下げていきます。

円安とは

「円安」は日本円の価値が他の通貨に比べて相対的に低下する現象のことです。外国為替市場での為替レートの動きに関連して起こります。円安の主な要因は以下の2つです。
○日本経済の弱さ
日本の経済がほかの国に比べて弱い場合、世界中の投資家や企業が日本への投資を控え、日本円のニーズが低下します。
○外国為替市場の心理的懸念
世界的な地政学的なリスクや市場の不安定性が高まると、安全な通貨とされるやユーロなどのニーズが高まり、日本円のニーズが低くなります。

円安のメリットとデメリット

【メリット】
1.輸出産業の促進
円安は輸出企業にとってチャンスです。日本の製品やサービスが他国でより安くなるため輸出が促進されます。輸出産業が活気づいて企業の利益増加が見込めます。
2.観光業や周辺産業にとっては追い風
円安のときは日本を訪れる外国人観光客の日本での滞在費が相対的に安くなるため、観光地や関連産業に利益をもたらされます。
3.インフレ圧力の緩和
一定程度の円安は、輸入品の価格が上昇し、日本のインフレ率を上昇させる効果があります。これにより、デフレーションの圧力が和らぎ、消費を促進する可能性があります。
【デメリット】
1.輸入品価格の上昇
円安のときは日本に輸入される製品や原材料の価格が高騰します。そのため企業の生産コストが増加し、製品の価格が上がります。食品や日用品、衣類などの生活必需品だとより一層、生活費が圧迫されます。
2.燃料価格の上昇
日本は燃料の大半を輸入に頼っているため、円安により石油や天然ガスなどのエネルギー資源の価格が高くなる場合があります。燃料価格の上昇は企業にも個人にも影響があります。
3.海外からの借金負担の増加
日本が外国から借り入れた際の負担が増加します。外貨建ての借金が円安の影響を受け、返済額が増えることで国内に圧力をかける可能性があります。
4.海外旅行や留学時の負担増
海外旅行や留学を希望する方にとっては海外渡航のハードルが上がります。円安によって出費が増えるためです。お子さんを海外留学させたいと思う家庭だと教育費に影響が出てきます。

最後に

改めて、円安について見ていきましたがいかがでしょうか。円安の基本的な仕組みがわかるだけでも落ち着いて現状分析をして対策できることと思います。ただ、景気の動向は国際情勢や国内の政策など複雑に絡まり合って変化するものなので、ニュースや政治の動向にも注目しましょう。
当サイトではファイナンシャルプランナーによるお金に関する無料相談も受け付けていますのでお困りの際はお気兼ねなくお問い合わせください。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


最近の記事 おすすめ記事
  1. 登録されている記事はございません。
  1. 第6回お金コラム 円安って実際何が起こっているの?

  2. 第7回 お金コラム キャッシュレス決済について知ろう

  3. 第19回お金コラム 日本での銀行の成り立ち

カテゴリー

アーカイブ

検索

TOP
TOP