ライフプランは、いわば「人生の計画」です。一生の中で何を叶えたいのかを起こりうるライフイベントと共に考えて計画を立てます。それに基づいてお金をどう使うのかを考えるのが資金計画です。闇雲に節約をしても続かなくなったり、本来かけるべきお金をかけられなくなったりすることがあります。ライフプランと資金計画を立てることで金銭面も心身面も豊かな生活を送ることができます。今回はライフプランと資金計画の基本的な考え方について紹介します。
はじめに
ライフプランと資金計画を考える際には、以下の順番で考えることをおすすめします。基本的にはライフプランを考えた上で現在の家計状況を把握・整理し、今後のお金の使い方を見直すこととなります。
1. ライフプランの設定
まずは将来の目標を設定しましょう。目標は短期的な目標(数か月から数年)、中期的な目標(5年から10年)、長期的な目標(10年以上)の3種類に分かれます。個人的なものからキャリア、家計、健康、教育、趣味など多岐にわたります。今後どのようなライフイベントが発生するのかを考えるとともにどのような人生を歩みたいのかを洗い出しましょう。
2. 現在の家計の把握
次に、自身や家庭の現在の経済状況を正確に把握しましょう。収入と支出のほか、貯蓄や投資、ローンなどの状況を把握することで将来の計画が立てやすくなります。このときに役立つのが家計簿です。日頃から記録に残しておくことをおすすめします。
3. 貯蓄の計画
家計管理において収入と支出のバランスを取ることが必要です。現在の家計を把握しましたら、無駄遣いを見直し貯蓄の計画を立てましょう。緊急時の備えや将来の投資のために貯蓄を行うことは非常に重要です。
4. 投資計画の構築
昨今の情勢を考えると、貯蓄だけで資産を増やすことはかなり困難なため、投資を行うことが大事です。リスク許容度、投資目標、期間、利用可能な資金などを考慮して投資計画を立てましょう。その際、少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」も視野に入れると良いでしょう。
5. リスクに備える保険の検討
貯蓄と投資は定期的な収入があってこそできることです。病気やケガで収入が減ったり止まったりすると貯蓄や投資の計画も崩れてしまいます。そのようなリスクに備えるために保険は重要です。特に、家族を持つ場合には万が一のことを考えて備えておきましょう。
6. 教育とキャリアの計画
自身や子どもの教育のための資金計画を立てることも重要です。また、キャリアの計画もライフプランに組み込むことで収入を増やしやすくなります。子どもがいる場合は子どもの教育資金についても考えましょう。
最後に
今回はライフプランと資金計画の基本的な考え方について紹介しました。ご自身の望む人生を叶えるための道しるべになりますので一度立ててみることをおすすめします。
1人で計画を立てていると行き詰まったり考え方がわからなったりすることもあると思います。特に、投資や保険についてはわかりづらいことも多いかと思います。当サイトではファイナンシャルプランナーによるライフプランと資金計画の無料相談も受け付けていますのでお困りの際はお気兼ねなくお問い合わせください。
コメント