第20回お金コラム 教育資金をつくるには

子育てをする上で避けて通れないのが教育費。「子どものやりたいことをやらせたい」「教育環境を整えたい」「十分な教育を受けてほしい」そう願う親御さんも多いのではないでしょうか。ただ、学校に通うときも、習い事をさせるときもお金がかかりますね。子どもが自立するまでの約20年、教育費の工面はどのようにすれば良いでしょうか。今回は教育資金のつくり方について紹介します。

まず考えるべきこと

教育資金を作るためには、将来の教育費用を見積もり、それに合わせた資金計画を立てることが大切です。例えば、学校は公立・私立によっても金額が大幅に変動します。また、習い事や塾の有無によっても必要金額が異なります。そして、入学のタイミングなど、金額負担が大きくなる時期はある程度決まっています。まずは、いつまでにどれくらいの金額が必要かを計算しましょう。

預金(貯金)

最も基本的な方法です。目標金額と時期に向けて、毎月どれくらいの積み立てが必要か計算をして教育資金を積み立てましょう。ついついお金を使ってしまうという場合は、定期預金や自動積立預金のような、口座から自動的に天引きして貯める方法を活用すると良いでしょう。
「第8回 お金コラム どうしたらお金が貯まるの?」も参考にしてみてください。

学資保険

教育資金をつくるための貯蓄型保険です。投資信託等とは異なり、親に万が一のことがあっても、保障がされる上に、生命保険料控除の対象になるという保険商品ならではの強みがあります。

投資

長期的な視点で教育資金を準備するときに有効な方法のひとつです。投資信託、株式、NISAなどがあります。ただし、必要金額とその時期が決まっている場合は、そのタイミングでの市況によって元本割れのリスクもあるので注意が必要です。

ファンドラップサービス

プロのファンドマネージャーに資産運用を任せる方法です。裕福層向けのサービスと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、金融機関によっては10,000円など少額から始められる場合もあります。プロに任せることで手間が省け、安心感が得られるので、資産運用に不安がある方におすすめです。

奨学金

大学や専門学校、自治体によっては独自の奨学金を提供している場合があります。所得や学業成績による条件があるため対象になるか確認しましょう。ただし、奨学金は返済が必要な場合がありますので、返済計画も併せて検討しましょう

教育ローン

学費を支払うために組むことができるローンです。国によるものと金融機関が提供しているものがあります。奨学金と異なり、先に必要なお金を受け取れるほか、用途の幅が広いなどの特徴があります。金利や返済条件をよく理解し、適切なローンを選びましょう。

収入を増やす

貯金をするにしても資産運用するにしても、今の収入ではどうしても限界がある場合もあります。そのようなときは転職や副業などで収入を増やすことを検討しましょう。自分のスキルや趣味に合わせて転職先や副業を選定すると、充実感を得ながら収入を増やせるのでおすすめです。

最後に

教育資金のつくり方について紹介しましたがいかがでしょうか。お子様にどのような教育を受けてほしいかという親御さんの意向だけではなく、お子様の希望も踏まえて教育資金を準備していくことが大切です。また、今回紹介した方法はいずれもメリットとデメリットがあるため、1つに依存するのではなく、時期や目的に合わせて複数の方法で教育資金をつくることをおすすめします。

当サイトでは認定ファイナンシャルプランナーによるお金の無料相談も受け付けています。教育資金の作り方につきましてもお気兼ねなくお問い合わせください。

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