第9回お金コラム お年玉の由来とマナー

ついに師走。今年も終わりが近づいてきました。年末年始は帰省などで、親戚が集まってお年玉のやり取りを予定している方も多いのではないでしょうか。そこで今回はお年玉について、その由来やマナーなどを紹介します。

お年玉の由来

諸説ありますが、江戸時代の風習が起源と言われています。その昔、農村で収穫が終わり、新しい年が始まる頃、豊作や無事を願って子どもたちに穀物や米を贈っていたと言われています。これが時代とともにお金に変わり、現代のお年玉の形になったとされています。ちなみに、現金を渡すのが一般的になったのは1955年以降と言われています。

お年玉は何歳が対象か

お年玉は主に子どもに渡すものですが、その年齢に制限はありません。一般的に、幼少期から10代の子どもに渡されることが多いようです。何歳を対象にするかは、「渡す側の気持ち」や対象の子どもの父母や祖父母などの家族との「付き合いの度合」が判断軸になることが多いようです。また、最近では親同士や親戚同士で「年齢ごとにいくら渡すか」や「何歳を対象にするか」などをあらかじめ決めておくケースもあるようです。お年玉を渡す際は、自分の子どもが貰ったことへのお礼も含め、親の目の前でその子どもに手渡してあげるのが良いでしょう。

お年玉のマナー

① きれいなお札や硬貨を用意する
おめでたいときに渡すお金なので、新札を用意しておきましょう。必要な人数分を事前に準備してポチ袋の中に入れておくのはもちろん、渡す相手が急に増えたときに備えて新札と500円玉をお財布の中に入れておくと安心です。

② ポチ袋やお年玉袋を使う
お年玉を渡すときはポチ袋やお年玉袋に入れて渡しましょう。急な来客などでポチ袋がない場合は封筒や紙などに包みましょう。封筒も白い紙もないときはティッシュペーパーでも構いません。買い物のとき以外のお金は、紙や布で包んで渡すのがマナーです。

③ お金は正しい向きで包む
お金をポチ袋に入れる向きにも決まりがあります。お札を折ってポチ袋に入れるときには、肖像が内側になるように左から右に三つ折りにします。お札の右上を封筒の表側にしてお札の肖像画が上下逆にならないように入れましょう。硬貨は裏側(製造年月が書いてある面)を下にして入れましょう。
なお、長封筒サイズのお年玉袋の場合は紙幣を折らずに入れます。紙幣は、祝儀袋の表と紙幣の表(肖像が描かれた面)が一致するようにし、肖像画が天(上)になるように入れましょう。

④ 袋には名前を書く
袋には相手の名前と自分の名前を書きます。基本的に渡す相手の名前をポチ袋の表面の左上に記載します。ただし、袋のデザインによっては書くスペースがなかったり、書く場所が指定されていたりすることもあるので、臨機応変に変えても構いません。複数人に渡す場合でも、一人ひとりにそれぞれ宛名を書いて渡しましょう。

⑤ 忌み数のお年玉を渡すのは不適切
おめでたい場面で渡すお年玉。縁起の悪い忌み数は避けてください。死を連想させる”4”のつく金額や、苦を思い浮かべる”9”を含む金額などは、できる限り控えましょう。

⑥ 目上の方に渡すのは失礼
前提として、お年玉は目上の人が目下の人に渡すものです。そのため、子から親、部下から上司などに渡すのは本来失礼にあたります。上司や先輩のお子さんへのお年玉にも同じことが言えます。しかし、お子さんからすれば「お年玉」を大変楽しみにしているはずですし、逆にお年玉を用意しないと「気が利かない」と目上の方からの評価を下げてしまう場合もあります。このような場合は「お年賀」としてお金を渡すか、お菓子などを渡すと良いでしょう。最近ではギフトカードを現金のお年玉の代わりに渡すという方もいます。
また、祖父母やご両親にお金を渡したいときには、蝶々結びの熨斗の祝儀袋などに入れ、「お年賀」「新年御挨拶」などの表記をして手渡しましょう。

⑦ 相手が喪中の時期に渡すのはタブー
お年玉は新年のお祝いの場面で渡すので、喪中の相手にお年玉を渡すのはマナーに反します。そのため、故人が亡くなってから90日間はお年玉を渡すことを控えましょう。渡したい場合は、「お小遣い」などに表記を変えて無地のポチ袋に入れて渡すか、喪中が終わってからお年玉として渡しましょう。

最後に

お年玉について見ていきましたがいかがでしたでしょうか。その由来や意味についてしっかりと理解できると、そのありがたみをより強く感じられるのではないでしょうか。子どものうちからお金について学ぶことは大切です。お年玉をきっかけにぜひお金について親子で一緒に学んでみましょう。
本サイトでは生命保険協会認定FPによる無料相談を受け付けていますので、お金でお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

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